2025年03月23日

初回練習


5年に1度のステージの練習が始まった。前回はコロナの影響で中止だったので10年ぶりの開催である。
今回の指揮者はピアノも歌もできる強者である。高校生の時から目立っていたが、自分の後輩になっていた時は驚いた。その世代は実力者が揃っていたことを思い出す。
練習では、なぜ楽譜がそのような強弱になっているか作曲者の思想から解釈し、歌い手自身にどう歌ったらいいか考えさせる。正解があるわけではないので歌い方は歌い手の数だけあるが、自ら考えて表現することを重視していると見て取れる。この点はBの指揮者と通じるところがあり、練習していく甲斐がある。おそらくマニアックさも引けを取らないのだろう。
今回集まったメンバーは10代から80代と様々な世代であり、懐かしい顔も見られてよかった。今日初めて会った人も多く、歌っていて気がついたことを口にするのは遠慮したが、次回は隣の声を聴きながら歌うことを提案してみよう。
全体の印象は初回にしてはよかったと思う。指揮者もいい雰囲気で終わりたいと少し時間を残して練習を終えた。
何回かステージで歌っている曲なので大半は身についているが、自己流にならず今回の指揮者の意向に沿う歌い方を意識したいと思う。  

Posted by nao at 21:48Comments(0)その他
2025年03月16日

メンテナンス


ずいぶん前から首や背中、肩から腕にかけて痛みや痺れが出て、なかなかよくならなかった。
仕事や歌にも支障が出てきたのでいろいろ調べたら、何となく原因や対処法がわかってきた。
日頃から姿勢に気をつけたり筋肉の緊張をほぐすことが大事らしい。
気長に付き合っていくしかなさそうだが、最初の頃よりはずいぶん良くなってきた感がある。

心の動きは体とはまた別物のはずだが、こちらもちょっと動きが悪いようだ。
誰かに向けて発信しているわけではないけれど、言葉になっていないのは事実。でも別に抑えているわけではない。良く言えば平常心、悪く言えば無感動、無関心でないだけマシか。
誰かに無用の影響を与えたくないから、いろんなことを自己完結しすぎているのかもしれない。
間違いではないけど正解でもない。
自己否定はしないけど自意識過剰でもない。
何もないことを良しとするかしないか。
何でもないことを重視するかしないか。
こういう禅問答も悪くない。心のストレッチにはなりそうだ。  

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2025年02月23日

新曲選び


次の練習で歌いたい曲を挙げるとしたら、まずはもう一度やりたい曲から選ぶ。
それからこの曲はいいなと目をつけていた曲をやってみる。
楽譜やタイトルの提案があれば、音源を探して聞いてみる。

身の丈に合っているというのも大事である。
外国の曲も捨てがたいが、発音の問題を避けて通れない。
楽譜が手に入らない曲は歌えない。
演奏時間が重要になる場合もある。

歌って楽しいかどうかが最も大切かもしれない。
楽しいの基準が様々なのがまた頭を悩ませる。  

Posted by nao at 08:21Comments(0)
2025年02月16日

定番


今練習している曲の中のいくつかは、学生時代に歌ったことのある曲である。
愛唱歌としていつも歌っていた曲や、ステージの中の一曲として歌った曲など、相当昔のことだけど、さんざん練習したから今でも楽譜を見ずに歌える。細かい強弱とかはさすがに覚えていないが、和音の動きや途中で入る位置などは感覚でわかる。

いい曲は世代を超えて歌い継がれる。いい曲の基準は様々だけど、事あるごとに取り上げられる曲はやがて定番となっていく。

全く知らないことを一から勉強するのもいいし、一つのことを深く追求していくのもいい。でも合唱に関しては広く浅く知っているのが好き。少しでも知っていたら、全く知らないよりもちょっと余裕ができるから。ほんの少しの経験は練習が進めばすぐに追いつかれるけど、それでも「歌ったことがある」というのはすごく強みになる。定番を押さえておきたいと思う理由はここにあるのかもしれない。  

Posted by nao at 18:18Comments(0)Hの練習
2025年02月04日

技術点と芸術点


技術を点数化して比べるのは何となくわかる。
では芸術を点数化するのはどう考えたらいいのだろう。

聴く側にとって、演奏を評価する基準は人それぞれである。それを技術点と芸術点の2つに集約するのは無理があるかもしれない。この2つの観点で採点してくださいとお願いしたとしても、最後は自分の好みになると思う。

そもそも技術点と芸術点は相関していることが多いから、単純に審査員ごとの順位を集計するのでよいのかもしれない。

コンテストと言いながら、Nでは順位にそれほど興味はなく、発表の場もしくは自団の立ち位置の確認として参加していたのを思い出した。  

Posted by nao at 22:46Comments(0)その他
2025年01月25日

壁の内側


言葉にするのが上手ではない

物心にそれほど感動も執着もしない

思いを伝えるのが得意ではない

発信しなくても問題となるわけではない

誰かのためと思えば動き出せるのに

自分のためと思うとただ時間が過ぎていく

何でもないことがきっかけになるのに

何でもないことがただ通り過ぎていく  

Posted by nao at 19:57Comments(0)その他
2025年01月11日

原点に帰る


母校の定期演奏会のOBOG合同ステージに出ることにした。
母校とはもう全く接点がないが、ここでの経験なくして今の自分はあり得ない。授業はさておき、練習があるから学校に行っていたと言っても過言ではない。

何度も歌った有名な曲を、合唱を知り尽くした後輩の指揮者がどう味付けするのか今から楽しみである。

久しぶりに先輩や後輩に会うことにはちょっと気が引ける部分もあるが、今日まで合唱を続けて来たことを自信にして練習に臨みたい。  

Posted by nao at 22:06Comments(0)その他
2024年12月31日

年越し


今年2回目の聖地。
年始の混雑を避けて年末に行くのが恒例だが、それでも駐車場を心配するくらい混雑していた。
朝暗いうちに出て、一通り参拝と食事、買い物を終えたのは夕方だった。途中で何度も休みながら帰ってくるのもお決まりである。

正月の間は夜中でも参拝できるようである。しかも大晦日から元日にかけては門前町も終夜営業しているとのこと。さすがに今年は無理だが、いつか夜通しで行ってみたいものだ。

子供の頃は紅白を見終えてから支度して近くの神社に初詣に行った。家の前が参拝の車で渋滞していたのが懐かしい。
大人になってからはテーマパークにも行った。カウントダウンに並ぶ列を横目に帰ったこともあれば、元日の早朝から入場したこともあった。

今の車は車中泊向きではないので、夜通しの走行には覚悟が必要である。安くていいから気軽に寝られる車が欲しくなった。  

Posted by nao at 14:31Comments(0)その他
2024年12月22日

あるものをどう表現するか


最初は誤嚥したかと思った。喉より下の部分の違和感から咳へ。何とか終業まで漕ぎ着け、明日熱が出たら休みますと言って退社。その夜から丸2日近く寝込んでようやく復活した。
その間の仕事や会議、3か所の練習はお休み。こればかりは仕方ない。出かける方が間違ってる。
喉や気管が荒れている感じの声。年末年始でよかったかもしれない。

寝込む前に届いた推しの最新アルバムを聴く。この人は合唱出身で、声がすごく好き。福島のアンコンに行った時、新潟に寄り道して当日券でコンサートを聴きすごく感動した。今の声の出し方の方がいいですとアンケートに書き、何様と思われたかもしれない。
ボーナストラックはやはり一発録りみたいだ。最初地声っぽかったのが途中から自分の好きな発声になっていくのが何だか嬉しい。

その人の過去の語録を見ていると、自分はピアノと合唱をやっていたから、あるものをどう表現するかで音楽をやってきたとある。ここは共感するところだ。自分から出る言葉は自分でもうわかっているから、他の人の自分にはない世界感を表現するのが興味深いというのもわかる。自分が持っているものでどこまで表現できるのか、今までやってきたことはその一言に尽きる。

最後にアクシデントみたいなことになったが、とりあえず免疫はできたからしばらくは乗り切れるだろう。本番前に型の違うものにかからないようにしたい。  

Posted by nao at 07:10Comments(0)その他
2024年12月15日

声・息・音


全国的なレベルの大学生と高校生の合唱演奏会が県内で開かれる、しかも高校生を指揮するのはいつも一緒に歌っているメンバーだということで出かけてきた。

高校生の第一声を聴いた時、とても柔らかな空気を感じた。男女比は1対1と混声合唱としてはややアンバランスではあるが、音色が心地よいのでそれは気にならない。
大学生の方は逆に男声が少なめだが、これもそれを感じさせないバランスの取れた演奏だった。コンクールステージは全国最高位にふさわしい、ささくれの全くない滑らかな演奏という表現で伝わるだろうか。中身がぎっしり詰まっているのにふわふわな歯応えのお饅頭と言ったらいいだろうか。

どちらの団も個人の発声がしっかりしている印象を受けた。個人の声があってのパートのまとまりであり、発声あっての表現である。応用力をつけるためにはやはり基礎が大事である。

これら2つの合唱団の合同演奏もあった。こちらも素晴らしい演奏だったが、気がつかないくらいのほんのわずかなズレがあったりする。地理的なことを考えると合同練習なんてほとんどなかっただろうから、裏を返せばどちらの団も普段はわずかなズレもないような精度の高い音楽を作っているということだ。

誰の声も飛び出ないまろやかな発声:「声」
最初から最後まで密度の高いフレーズ:「息」
声量の差をカバーする制御されたハーモニー:「音」

声、息、音はすぐにはうまくならないが、我々は学生と違って卒業がないから、何年も時間をかけて作りあげることができる。新しい曲になっても声と息と音の鍛錬はずっと継続であることを忘れないようにしたい。  

Posted by nao at 21:18Comments(0)その他
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合唱とドライブと自己啓発本が好きです
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